2014年 理事長所信

1月 8, 2014 by
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一般社団法人 高梁青年会議所 2014年度 スローガン

団結

気合いで新たな灯りを

2014年度 理事長所信

山田洋一・正面

第42代理事長  山田 洋一

【はじめに】

 (一社)高梁青年会議所は創立42年目を迎えました。諸先輩方が地域発展の為にご尽力下さった事に、心より敬意と感謝の意を申し上げます。

現在、厳しい経済状況のなかを生きる20代から30代の若者の多くは、将来に希望がもてず、閉塞感のなか働き、生活を過ごしているのではないでしょうか。

確かに今よい時代とは言えない。しかし、働くこと・生きることの基本は数十年前と違いはないはずです。私は気持ちの持ち方(考え方)次第で希望の持てるよい時代に出来ると思います。

 山田方谷の経済論の中に、「義を明らかにして、利を計らず」という言葉があります。地域に貢献するために様々な事業を計画・実行していくなかで、その場しのぎの計画を立て実行するのではなく、その先を見据えた上で考えていくことで今後の道は開けていきます。42代目を任された今、高梁の地域の発展とともに、他の地域との交流を図ることを前提にして、目標を明らかにして事業を進めることで、私たちが目指す青年会議所により近づくことが出来ると考えます。

【団結ある組織の為に】

 組織力は団結力とも言われております。組織があるだけでは何事も成功するとは言えません。しかし危機に直面した時、組織がしっかり団結していると1人では対処できないことも必ず出来る、それが団結力だと思います。我々メンバーが一丸となって活動できるよう、目標を明確にして事業に取り組んでいきたいと思います。

 高梁の地域に密着して活動してきた高梁青年会議所ですが、地域発展とともに他の地域との交流を図る事も組織として成長していく中で重要な1つであると考えます、高梁の事を他の地域にアピールしていく事も見据え、その為にすべき事を考えていきたいと思います。また、他の地域にとっての高梁青年会議所が地域社会を盛り上げていく組織であると認識してもらえるよう、取り組んでいきます。

【団結あるJAYCEEの為に】

”リーダーとは周りの人を元気にする人”と私は思います。

 私は高梁青年会議所の会員として、様々な事業に取り組む中で壁にぶつかり、成功する事もあれば失敗する事もありました。しかし、一生懸命努力した結果の失敗には得るものがあることも経験しました。失敗を恐れて何も行動しないのではなく、一生懸命仲間と行動していく事に意味があると私は確信しました。それは10年の活動の中で学びました。1つ1つの事業を励まし支えてもらって進めていき、私も人間として成長を大切にできるJCにしたい。たくさんの人に人として成長する事の楽しさや魅力を感じてもらいたい、そんな仲間を増やして元気で活気あふれる組織を目指します。

【団結ある子どもたちの為に】

 人口減少。高梁市もこの問題に直面しています。青年会議所として様々な事業を実施していく中で、青少年育成事業は今から成長していく子どもたちに何を伝えるべきなのか。その目的を明確にして様々な事業を実施していく必要があります。子どもの頃に育ったまち、そして思い出は大人になっても忘れられないものです。この豊かな自然に囲まれたまち、伝統と歴史あるまち、高梁での生活や経験を通し、子どもたちの交流を盛んにすることで地域の団結、如いては発展に繋がるような事業の開催を目指します。                                                                                                         
 私は高梁地域の子どもたちが、高梁を誇りに思ってもらう事こそ、青少年育成だと考えます。

【団結あるまちづくりの為に】

 高梁市は少子化と共に高齢化しているまちでもあります。高齢者の方々が安心して暮らしていけるまち、高齢者の方々を支えていけるまち、そんなまちに高梁市が近づければと思います。まち全体が元気を出す為、今このまちに必要なもの、地域の皆様が何を求めているのかをしっかりと調査、分析をした上で事業計画を立て、高梁地域の皆様に喜んでいただける事業を開催したいと思います。

 また高梁地域に住む若い世代の方々がまちの活力の中心となり、元気で楽しみを持ち、助け合っていく事が必要だと思います。同時に、高梁地域の皆様に、高梁に魅力を感じていただき、このまちに誇りを持ってもらいたいと思います。高梁市の活性化も考えた上で、皆様に喜んで頂けるような事業の開催を目指します。

私は高梁地域の皆様が、笑顔になり元気になれる事こそ、まちづくりだと考えます。

【結び】

 私は19年間飲食店の経営をしてきました。その経験の中で、「ありがとう」と言ってもらえる嬉しさを知りました。いざ使おうと思うと少し照れくさい「ありがとう」という言葉。その言葉を素直に言える人はすごいと思います。
 自分自身もそうですが、何事も自分一人の力で成し遂げようとすると、難しい問題でも周りの助けを得て、成し遂げられる問題はたくさんあります。助けてもらえる事が当たり前、協力してもらえるのが当たり前ではなく、何事にも周りの協力があってこその事だと思います。周囲の方々に感謝し、素直に「ありがとう」と言える人間に自分はなりたいと思うと同時に、同じ思いをもってもらえる人が増えていけばと考えます。
 感謝の意を伝えると言う事は単純な事ですが、実は難しい事でもあると思えます。それをやってのける人間、立場を超えて素直に感謝の気持ちを言える人間、そんな器の大きな人間にみんなと共に成長していきたいと思います。

 最後に私と共に活動してくださる、(一社)高梁青年会議所のメンバー各位、また助言を下さいます緒先輩方には、心より感謝申し上げると共に、今後ともご支援、お力添えのほどをよろしくお願い申し上げます。